結婚式における基本的なテーブルマナーとは?

結婚式では、参加者側も上品な衣装で身をまとい、料理も普段は食べないような高級なお食事をいただくので緊張してしまう方も多いはずです。大切な方の結婚式に出席しているわけですから、その方にも周囲にも迷惑をかけないように立ち振る舞いたいものですよね。

実は、結婚式でのテーブルマナーについてはそこまで難しく考えることはなく、知っていれば誰もが実践できる内容なのです。

この記事では、結婚式でのテーブルマナーについて、押さえておくポイントについて分かりやすく説明します。

箸やフォークの使い方に注意する

食事は和食・洋食の場合がありますが、和食で重視されるのはずばり箸の持ち方でしょう。二本の箸を、親指・人差し指・中指を用いてしっかりと支えて持つことが基本だといわれています。箸の先で落とすことなく食べ物を移動させることができれば、マナー的には問題ないはずです。

洋食ではフォーク・ナイフがテーブルに並べられていますが、それぞれ外側のものから順番に使用します。あらかじめ並べられたものの位置を変えることはせずに、大きな音を立てずに、ゆっくりと食事を楽しんでいくことが大切でしょう。

大きい荷物やコートは受付に預ける

結婚式の会場に入る際には、小さなバッグと屋内用の服装にして、コートや大きい鞄は受付に預けるのがマナーです。前もって荷物を整理しておき、会場に入る際には小さな鞄・ポシェットなどを使用するのが理想的でしょう。

食事をする際には、鞄をご自身の体と背の間に置きます。背もたれとの間に入らない鞄はふさわしくないため、コンパクトに荷物をまとめることが大切になってくるのです。

スープものは音を立てて飲まない

日本ではラーメン・そばなどを食べる時に、ズルズルと音を立ててスープをすする習慣があります。これは日本の風習として悪いことではないのですが、結婚式の場では音を立てずに飲むようにするのがマナーだといえます。

その場その場で適切な振る舞いをするという意味で、スープものは静かに音を立てずに飲みましょう。

新郎新婦などが話している時には手を止める

新郎新婦の感動的なスピーチの時・他の人が何かアクションをしている時には、そちらに目を傾けて食事の手を止めるのが基本です。

周りと楽しく会話をするあまり、周囲と比べて明らかに食事のペースが遅くならないように、周りを見て食事をすることもポイントでしょう。

慎重に食べ過ぎて遅くなってしまった場合には、少しだったら食べても構いませんが、あくまでスピーチに集中することを念頭においてください。

テーブルに置いてあるカードは持って帰るのが基本!

テーブルには、その日に提供する食事のメニュー表・新郎新婦からのメッセージカードが置いてあることがありますよね。直接渡さないまでも新郎新婦からのメッセージであるわけですから、置きっぱなしで帰ったりせずに、引き出物と共に持ち帰るのがマナーです。

食事のメニュー表についても、新郎新婦からのおもてなしと捉えて、一緒に持ち帰るようにしましょう!

まとめ

結婚式はそこまで頻繁に出席するものではないため、マナーに疎くなりがちかもしれません。

しかし、大切な新郎新婦のこと・周囲とその場を楽しむことを考えた場合には、しっかりとマナーを押さえておくのが社会人としての常識のようにも感じられます。この記事で挙げたのは基本的なマナーのみで、1つ1つかみ砕いて説明するとマナーは非常に奥が深いものだといえます。

この記事を参考にして、明日に結婚式を控えた方が少しでもリラックスして式に臨めれば嬉しいです。